ランドクルーザー300に、ダカールラリー12連覇を記念した特別仕様車「RALLY RAID」が登場しました。GR SPORTディーゼル車をベースにしたコンプリートカーで、販売台数はわずか12台。発表と同時にSNS上でも話題になっており、私も思わず抽選に申し込みました。今回はその特別仕様車の内容と、実際に応募して感じたことをまとめます。

「RALLY RAID」とは?プロデュースはTLC三浦昂選手
今回の特別仕様車は、トヨタ車体のTLCラリーチームでドライバーを務める三浦昂さん(トヨタ車体社員)が、「どんな路面でも疲れず、安心して速く走れるクルマをつくりたい」という思いでプロデュースしたモデルです。
外観は専用18インチアルミホイール、TOYOオープンカントリーA/T IIIタイヤ、赤いブレーキキャリパー、マッドガード、牽引フック、そして特別オーナメントなどを装着。インテリアも専用シートやロゴ入り加飾などを備え、記念モデルらしい差別化がされています。

抽選受付は2025年9月11日~28日
「RALLY RAID」の販売は抽選方式です。受付は2025年9月11日(木)12:00から9月28日(日)23:59まで。申込みは専用フォームから行い、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、現在乗っている車、申込み販売店などを入力しました。
申込み販売店は、現在取引のある販売店か、お住まいに近い販売店から選ぶ仕組み。
当選発表は10月17日(金)以降で、当選者には申し込み時に選択したトヨタ車両販売店より電話連絡が入るとのことです。私も「ダメ元」で応募してみましたが、当選の可能性はほぼゼロとあきらめつつ、10月17日の発表を楽しみに待っています。
生産予定は2025年12月~2026年1月
車両の生産は2025年12月から2026年1月を予定していますが、商談完了時期により前後する可能性があります。さらに、個別用品はトヨタ車両販売店(一部を除く)およびランクルBASEで2025年11月頃から販売される予定です。抽選に外れてしまっても、個別用品で「RALLY RAID」らしさを楽しむことができそうです。

特別仕様車の内容を見て思ったこと
正直なところ、12台という限定台数や価格を考えると、装備内容だけ見れば「思ったほど特別感がないな」というのが第一印象です。足回りは改良後のディーゼルGRと変わらず、ブレーキキャリパー、18インチホイール、牽引フックなどは後付けでも装着可能です。専用シートやオーナメントなど特別仕様の装備はいくつかありますが、派手なデカールやエンジンチューニング、専用サスペンションといった“もっと尖った装備”があれば、より魅力的だったかもしれません。
ただ、これはトヨタが意図的に“やりすぎない”仕様にしているとも感じます。あまりにも特別感を出しすぎると、既存ユーザーや今後のモデル展開に影響しかねませんし、「RALLY RAID」はラリーの精神を市販車に落とし込んだ記念モデルという立ち位置なのでしょう。

購入者だけの特別記念品

ランクル300の特別仕様車を選んだ購入者には、嬉しい購入特典が用意されています。
今回の特典は、コンプリート車・用品パッケージ購入者それぞれ12名限定の豪華アイテムです。
贈られる記念品は、ダカールラリーで実際に使用されたマッドガードを使用したキーホルダーとイラスト付きフューエルリッド型の盾
特別感満載の一品に仕上がっています。
SNSでの反応と市場の期待
各SNSを見ていると「ラリーのDNAを感じる」「待ってました」という好意的な声が多く、抽選に申し込んだという人も少なくない印象です。一方で、「ディーゼルだから検討対象外」「内容が物足りない」という声も一定数あり、購入を見送る人もいるようです。
それでも、12台限定という希少性や、三浦選手が関わった開発背景への共感から注目度は高く、抽選倍率は相当なものになりそうです。
まとめ
ランドクルーザー300「RALLY RAID」は、ダカールラリーで鍛えられたノウハウを市販車に落とし込んだ記念モデルです。派手さは控えめですが、コンプリートカーらしい世界観と、限定12台というプレミア感で話題を集めています。
私自身、当たるとは思っていませんが(笑)、発表日が近づくにつれて期待が膨らみます。
抽選に申し込まれた方も、同じようにドキドキしながら発表日を待っているのではないでしょうか。結果がどうなるか、また続報をお伝えします。