車のシート裏を久しぶりに覗いてみたら、黒い斑点が…。「これってカビ?」と思ったら案の定、黒カビでした。しかも発生していたのは後部座席2列目の片側だけ。今回は、私が実際に行ったシート裏の黒カビ掃除方法と、発生源と思われる原因、予防策をまとめます。掃除前後のビフォーアフターもご紹介します。
黒カビが発生していた場所と原因
カビが発生していたのは、2列目シートの座面裏側とその真下の床面。しかも片側だけに集中していました。
よく考えてみると、その位置は濡れた傘の生地部分を置いている側。雨の日に傘をたたんで置きっぱなしにし、そのまま乾かさず放置していたのが原因だと思われます。
試しに濡れた傘を置く習慣をやめたところ、その後は新たなカビが増えることはありませんでした。



ネットで調べても出てこない「シート裏のカビ取り方法」
車のカビ掃除といえば、シート表面やフロアマットの事例は多いですが、シート裏のカビ取り情報はほとんど見つかりませんでした。
そこで参考にしたのが「カーペットの黒カビ落とし」です。シート裏の生地はカーペットに近い質感で、似た方法が通用するのではと考えました。
実際に試した黒カビ掃除の手順
参考にしたカーペットの掃除方法をアレンジして、以下の手順で掃除を行いました。
1. 無水エタノールで殺菌
まず無水エタノールをスプレーボトルに入れ、カビ部分に直接噴霧します。アルコールでカビ菌を殺菌し、再発を防ぐための下準備です。
2. 酸素系漂白剤で拭き取り
漂白剤は塩素系ではなく酸素系を使用しました。理由は生地の色落ちリスクが低めだからです。漂白剤を水に溶かし、雑巾に含ませてカビ部分を丁寧に拭き取ります。ゴシゴシ擦るよりも、押さえるようにして汚れを浮かせるのがポイントです。
3. しっかり乾燥させる
最後にしっかり乾かすことが重要です。私は晴れた日にドアを全開にして半日ほど放置しました。乾燥不足はカビ再発の原因になるため、ここは時間を惜しまず行いましょう。
掃除後の様子


掃除前は黒い斑点が目立っていましたが、掃除後はほとんど気にならないレベルにまで改善しました。完全に新品同様とまではいきませんが、見た目の清潔感は大きく向上しました。
カビ再発を防ぐためのポイント
今回の経験から、再発防止のために気をつけていることは以下の通りです。
濡れた傘を車内に放置しない
雨の日に乗車後は早めに換気を行う
湿気の溜まりやすい部分を定期的に点検する
特に濡れた傘の置きっぱなしはNG。たったこれだけでカビ発生リスクはかなり減ります。
使用した道具まとめ
無水エタノール(殺菌用)
酸素系漂白剤(黒カビ除去用)
雑巾(色移り防止のため白いものがおすすめ)
これらはすべてホームセンターやネット通販で手軽に揃えられます。
まとめ:シート裏の黒カビは早めに対処&予防が大事
シート裏の黒カビは、普段目につかない分、気づいたときには広がっていることが多いです。私の場合は濡れた傘の置きっぱなしが原因でしたが、湿気や結露などでも発生します。
早めに発見し、無水エタノールと酸素系漂白剤で対処すれば、見た目も衛生面も改善可能です。そして、同じ場所に湿気を与えないよう予防策を徹底すれば、再発の心配も減らせます。