ここ数ヶ月、寝起きに首が痛いと感じることが増えていました。特にスマホを長時間見る生活を続けているせいか、いわゆる“スマホ首”の症状が出やすくなっていたんです。
「これは枕が合ってないのでは?」と思い、いくつか試したものの、なかなかしっくりくるものに出会えず…。
そんなときに見つけたのが、「スマホ首を考えた枕」という名前そのままの製品。
首や頭のカーブに沿った形状になっていて、スマホ首やストレートネックを意識した作りとのこと。
スマホ首とは?原因と症状
スマホ首(ストレートネック)は、本来ゆるやかにカーブしているはずの首の骨(頸椎)が、前傾姿勢の影響でまっすぐになってしまう状態を指します。
主な原因
スマホやタブレットを下を向いて長時間操作
ノートPCを見下ろす姿勢
猫背や前傾姿勢のクセ
症状
首や肩のこり
頭痛や目の疲れ
朝起きたときの首の重だるさ
慢性的な姿勢の崩れ
特に現代の生活では、ほとんどの人がスマホ首予備軍といっても過言ではありません。
その改善には、日中の姿勢改善+就寝中の首のサポートが重要です。
枕選びのポイント(スマホ首対策編)
スマホ首やストレートネックの方が枕を選ぶときは、以下の点を意識すると良いそうです。
1. 高さが合っているか
高すぎる枕は首を前に押し出し、低すぎる枕は頭が落ち込んで首が反りやすくなります。
2. 首のカーブを支えられるか
首と枕の間に隙間ができないよう、しっかり支えてくれる形状がおすすめ。
3. 寝返りのしやすさ
頭や首が沈み込みすぎると寝返りがしづらくなり、血流や筋肉への負担が増えます。
4. 素材や通気性
低反発や高反発など、自分の好みの反発力と通気性を選ぶことも大切。
こうした条件を満たす枕は意外と少ないのですが、今回の「スマホ首を考えた枕」はまさにこの条件に当てはまりました。
実際に使ってみた感想(1ヶ月)
最初の数日は、正直「少し低いかな?」と感じました。ですが1週間ほどで慣れ、むしろ首がしっかり支えられている安心感が出てきます。
そして一番驚いたのは、朝起きたときの首の違和感がほぼなくなったこと。
これまでは
枕が高すぎて首が詰まる
低すぎて頭が落ちる感覚になる
のどちらかだったのですが、この枕はちょうど首の隙間にフィットする高さ。首が前に倒れたり反ったりせず、自然な角度で寝られます。
1ヶ月経った今では、慢性的だった首の痛さもなくなりました。特に朝起床後に首が固まったような感覚があり、以前は慎重に首を回していたのですが現在はそのような心配が全くなくなりました。
高さ調整が可能で、自分好みにカスタマイズできる
とはいえ、最初から良い使用感だったわけではなく、購入時の状態だと私には「少し高め」に感じました。
ですが、この枕は中の素材を取り出すことで高さを調整できる構造になっています。
枕の中に入っているパッドや中材を少し抜く
首部分だけ残して頭側を低くする
といった細かい調整も可能。
実際、私は購入後すぐに中材を少し抜いて高さを下げたところ、首への負担がさらに減りました。
「高さが合わないと首が痛くなる」という人でも、自分に合わせて調整できるのは大きなメリットです。
実際に高さ調整してみた

これが枕本体です。首の当たるところが白色の部分で頭を乗せるのが薄紫色の部分です。

首と頭の当たる部分は分割されています。 白色の部分はさらに3つの部屋に分かれており、それぞれ調整が可能です。

白色の部分(首側)にはソフトパイプが詰められています。これを抜くことで好みの高さに調整が可能です。

頭を支える薄紫の部分には綿が詰められています。

私の好みに合わせて取った詰め物がこんな感じ
※ソフトパイプは1部屋分
特徴とメリット
低反発+中央くぼみ構造で頭を包み込む
首のアーチを支える設計で、寝返り時もズレにくい
うつ伏せ寝や横向き寝でも安定感あり
丸ごと洗えるので清潔を保ちやすい
高さを細かく調整できる
個人的には「横向きでも首が潰れない」のが高評価ポイント。横向き寝派の人でも使いやすい形状です。
まとめ
もし朝起きたときの首や肩の不快感が気になっているなら、一度試してみる価値はあると思います。
特にスマホやPCを長時間使う方、ストレートネック気味の方には相性が良いはず。
枕は合う・合わないがあるので万人に100%効果があるとは限りませんが、少なくとも私はこの1ヶ月で「首が楽になった」という実感がありました。
睡眠中に首の姿勢を正すことで、日中のパフォーマンスも変わってくるので、首まわりの不調に悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか。