ドライブレコーダーは今や新車購入時に当たり前のように装着されるカー用品ですが、私がケンウッドの「DRV-630」を取り付けたのは2017年。当時はまだ前後カメラが主流ではなく、フロントカメラ単体のモデルが人気でした。今回は、オートバックスでの取付見積もり内容と、実際に7年以上使ってみたレビューをまとめておきます。備忘録的な意味合いもありますが、これからドラレコ導入を検討している方にも参考になるかと思います。
オートバックスでの見積もり内容
私が選んだのは、ケンウッドの DRV-630 という前方撮影専用のドライブレコーダーです。加えて、駐車中も録画できるようにオプションの CA-DR150(車載電源ケーブル) も同時に購入し、取り付けまで依頼しました。
見積もり内容は以下の通りです。
DRV-630 本体:24,838円
CA-DR150(駐車監視用電源ケーブル):7,020円
取付工賃:4,860円
合計:36,718円
取り付け時間は約2時間ほどでした。オートバックスの作業は丁寧で、配線もきれいに隠してもらえたので満足度は高かったです。
今振り返ると、この金額なら2025年現在であれば「前後2カメラ+駐車監視機能付き」のモデルも十分選べる価格帯です。当時としては高額でしたが、安全のための投資としては決して無駄ではなかったと感じています。
駐車監視モードとカットオフ電圧値の設定
駐車監視モードを使用するためにはバッテリーから直接電源を取る必要があり、その際に重要なのが カットオフ電圧の設定 です。
オートバックス側の初期設定では「11.8V」と最も低いカットオフ電圧が選ばれていました。これだとバッテリー上がりが心配なので
そこで私は自分で「12.6V(最も高い設定)」に再設定しました。これのおかげなのかはわかりませんが、結果として 7年以上経っても一度もバッテリー上がりを経験していません。ちなみに新車から7年以上バッテリー交換すらしていないというのも我ながら驚きです。
7年以上使ってわかった耐久性とトラブル
長期間使うとどうしても不具合が出やすいドラレコですが、DRV-630は非常にタフでした。
唯一のトラブルは、取り付けから7年ほど経った頃に、フロントガラスに固定するブラケットが劣化して溶けてしまった ことです。加水分解なのか、真夏の車内温度による熱劣化なのかはわかりませんが、これは仕方のない部分かと思います。幸いブラケット単品を注文して交換できたため、大きな問題にはなりませんでした。
それ以外は本体の故障や録画エラーもなく、真夏の炎天下の車内という過酷な環境でも正常に動作し続けてくれています。ケンウッド製ドラレコの耐久性には本当に驚かされました。
録画チェックとSDカードメンテナンス
ドラレコは「ちゃんと録画できているかどうか」が一番大切です。私は念のため、数ヶ月に1回程度SDカードを抜いて動画を確認するようにしています。その際にフォーマットも実施しておくことで、録画トラブルの防止につながります。
定期的に確認することで安心感が得られますし、万が一の事故やトラブル時に「録画できていなかった…」という事態を防げます。
まとめ
2017年に取り付けたケンウッド「DRV-630」は、今となっては旧モデルで前後カメラもありません。しかし、駐車監視機能+高い耐久性 という点では非常に優秀で、今でも現役で使えています。
見積もり総額は36,718円(本体+電源ケーブル+工賃)
駐車監視用の電源設定を工夫すればバッテリー上がりの心配は少ない
7年以上故障なし、耐久性は抜群
メンテナンスは定期的な録画チェックとSDカードのフォーマット
もし今からドラレコを導入するのであれば前後2カメラや360度対応モデルが主流ですが、「長く安心して使える」という点ではケンウッドの信頼性は間違いないと感じています。